巨大な土のうを埋設して砂浜の浸食を防ぐ「
サンドパック(砂袋)工法」による
護岸工事が行われた宮崎市佐土原町の大炊田海岸で土のうが露出し一部が敗れた問題で、
国土交通省宮崎河川国道事務所は、原因について
「
アスファルトマットの鉄線が飛び出し土のうを傷つけた。
また、土のうが不均等に沈み、袋が縫い目から破れた」との見方を示しました。
サンドパック
9月26日に同市佐土原総合支所で開かれた、
宮崎海岸浸食対策検討委員会の技術分科会で報告しました。
土のうの枕下や損傷を防ぐため、鉄線で補強したアスファルトマットを敷いているが、
マットから鉄線が飛び出していました。
マットの下からはコンクリート破片が見つかりました。
7,8月の台風による高波などでマットがめくれるとともに、
破片の影響で沈下した土のうが変形したと見ています。
対策として、マット先端を下に折り曲げることや、
土のうを設置する際は破片の有無を調べることなどを検討しています。
分科会には海岸工学などを専門とする大学教授や一般市民など約50人が参加しました。
「
台風は毎年発生する。しっかり対策を講じてほしい」といった意見が出ました。
*8月19日の記事に関連記事があります。
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