五ヶ瀬町 三ヶ所神社 秋季例大祭 荒踊 奉納 [五ヶ瀬町] [編集]
9月28日に五ヶ瀬町の三ヶ所神社で秋季例大祭があり、
国指定の重要無形民族文化財で、
坂本地区に約400年前から伝わる
「荒踊」が奉納されました。
坂本荒踊保存会の会員約60人が、
天候に恵まれたことから3年ぶりに境内で
勇壮な舞を披露しました。
刀や弓を持った武士、
踊りの総指揮である「新発意」など
全23種類の役柄があり、
円陣隊列を組んで、
照りつける日差しの下、
掛け声を合図に火縄銃が放たれ、
歌や太鼓、鉦などに合わせて
時計回りに舞いました。
終盤再び火縄銃のごう音が響き、
太鼓打と猿役らの躍動感あふれる
動きで締めくくりました。
約1時間半で終えたが、
全16番のうち、現在伝わる全12番を踊るには
5~6時間かかるといいます。
保存会は坂本地区全210戸で構成しており
植木会長は
「荒踊は地域のまとまりの原点。
先輩方から受け継ぎ、
後世に伝える責任の重さを感じる」と話していました。
荒踊は天正年間、坂本城主の坂本伊賀守正行が戦の勝利を願い、
戦死者を弔うために始め、
孫の山城守入道休覚が、炎王山専光寺の
後継者を指す「新発意」に総指揮を執らせ、
寺が飼う猿も参加させました。
一部の役柄は世襲制となっているそうです。
2014-10-06 13:50
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