宮崎市佐土原町と新富町境の一ツ瀬川河口で4日、
越冬のため飛来したクロツラヘラサギ4羽が確認されました。
中州や浅瀬ではカワウやアオサギなどに交じり、
水浴びをしながら羽を休めたり、餌をついばんだりする姿が見られました。
クロツラヘラサギ
クロツラヘラサギはトキ科の渡り鳥。
体長は70~75センチ程度で、顔が黒く、
くちばしの先がヘラのように丸く広がっているのが特徴です。
環境省レッドデータブックで絶滅危惧1A類に分類されており、
今年1月に行われた世界一斉固体数調査では約2700羽が確認されています。
一ツ瀬川河口で調査を続ける福岡市にある日本クロツラヘラサギネットワークの
山口さん(76)=高鍋町北高鍋=によると、本県には例年15羽ほどが飛来。
冬を越して4月末ごろまでとどまるといいます。
山口さんは「
クロツラヘラサギは警戒心がとても強い鳥。
釣り人らが多い場所だが、安心して越冬できるよう配慮してほしい」と話しています。
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