県は高鍋町の県農業科学公園ルピナスパーク、県立農業大学校農業総合研修センターに
4月から指定管理者制度を導入します。
同公園内には口蹄疫の教訓や記憶を風化なせないよう口蹄疫メモリアルセンターが
設置されているなど、農業の情報発信、交流拠点として県民が
広く利用しています。
民間の管理・運営によって、来場者増などが期待されます。
指定管理者は宮崎市の学校法人・宮崎総合学院(川越宏樹理事長)です。
県内3カ所ある県青少年自然の家、土木建設技術者を育成する県建設技術センター、
同市生目の杜運動公園など指定管理の実績があります。
指定期間は2017年度までの3年間です。
研修センターは1994年開設。農大校や周辺の農家で研修する場合に
宿泊も可能で、2013年度には1985人が宿泊しました。
新規就農者を育成する「みやざき農業銭塾」も
開講しています。
ルピナスパークは1997年に開設し、敷地面積15万7032平方㍍です。
メモリアルセンターがある農業科学館のほか、夏場に収穫体験ができるブドウ園、
亜熱帯植物などが鑑賞できるフラワーハウスなどを備えています。
入園者数は2013年度で25万4387人です。
同学院指定管理事業部の島崎征人部長は「ほのか施設での研修、野外活動などの
実績や専門学校のノウハウを生かしていけると考えています。
市町村の農業担当職員向けに研修も行いたい」と話しています。
宮崎日日新聞 1月30日より抜粋
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