佐土原城下の史跡や町並みを生かし観光客を呼び込もうと、宮崎市が建設した
同市佐土原町上田島の城の駅「佐土原いろは館」児玉紀子駅長は
1日、オープンしました。記念式典では地域活成化を願う
地元住民ら約200人が駆け付け、
開館を祝いました。
同館は、国指定文化財の佐土原城跡や歴史資料館「鶴松館」の国道219号を
挟んだ向かい側の佐土原地区交流センター
敷地内に建設されました。
事業費は3億3400万円です。館内には地元特産品を販売したり観光情報を
発信したりするスペース、同館オリジナルの定食やうどんなどを
提供する食堂が整備されています。
記念式典では敷正宮崎市長が「市全体活性化する1つ礎になれば」とあいさつしました。
テープカットの後、詰め掛けた市民が地取れの農産物などを次々と
手に取っていました。友人と3人で訪れた宮崎市江南の
結城瞳さん(62)は
「オープンを楽しみにしていました。宮崎市内から近く、買い物にも
来やすい立地です。今度は食堂でランチを食べたい」と
笑顔で話していました。
児玉駅長(42)は「情報発信はもちろん、今後は買い物だけでなく誰でも
ほっこり息抜きできる場所にするためイベントなどを企画していきたい」と
意気込んでいました。
会場では太鼓や吹奏楽の演奏のほか、巨田神社や同館名の由来となった地域に伝わる
「いろは口説き総踊り」なども披露しました。
佐土原いろは館の営業時間は午前9時~午後6時までです。
℡0985-74-4649です
宮崎日日新聞 2月2日より抜粋
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