地球温暖化防止につなげようと県トラック協会(草水正義会長)が川南町で
進めてきた樹木植栽、森林整備事業が10周年を迎えました。
都道府県単位では全国に先駆けての取り組みで、
「トラックの森」と名付けられた森林は
5・2㌶にまで拡大。
記念行事が同森の前で開催され、同協会関係者は「末永く続けて
環境保全の啓発につなげたい」と
話していました。
トラックを走らせて二酸化炭素を排出している業界として地球環境改善に
力を入れようと、2004年度から川南町東国光の町有地で
植栽をスタートしました。
同協会員のほか同町職員、山本小児童でつくる「みどりの少年団」、
児湯広域森林組合なども協力し、ヤマザクラやクヌギ、
カシなど広葉樹計約1万3500本を
植えて管理してきました。
このほどあった記念行事には事業の協力団体関係者ら約150人が参加しました。
森で下刈りなどの作業をした後、環境に優しい素材でできた風船を森の
上空に向けて放つなどして節目を祝福しました。
同少年団団長で同校6年の大城大駿君(12)は「森の木が大きくなるように
願いを込めて作業した」と笑顔で話していました。
同協会の牧富士夫常務理事は「現在の森を維持する一方で別の地域での
新たな植樹も検討していきたい」と話しています。
宮崎日日新聞 2月6日より抜粋
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