公共施設(ハコモノ)の存続や統廃合などを検討する施設評価を取り入れている宮崎市は17日、
みやざき歴史文化館(同市芳士)を廃止し生目の社遊古館(同市跡江)に統合するなど、
同市の歴史資料館5施設を含む再配置計画案を明らかにしました。
5月末までに決定します。
施設評価は2013年から実施です。劣化や収支の状況、類似施設の有無などを基に、廃止や
継続などの方向性を決めます。13年度は、評価の対象となった341施設のうち88施設が
見直し対象となり、うち10施設が再配置とされました。
10施設のうち歴史資料館5施設はいずれも利用数が少なく、将来多額の修繕費用が
見込まれることから、再配置の対象となりました。みやざき歴史文化館は
17年3月末に廃止し、生目の社遊古館と統合します。
遊古館は展示スペースを広げ、
これまで文化館で行ってきた展示や市民向けのイベントなどの昨日を移転します。
統合後、文化館は公開せずに収蔵庫として活用します。
また、佐土原歴史資料館(同士佐土原町上田島)と天ヶ城歴史民俗資料館(同市高岡町内山)は
現在、平日も開いているが、同4月から土日祝日やイベント時などに限り開館します。
きよたけ歴史館(同市清武町加納甲)は同月から安井息軒の顕彰に
特化した施設にし、息軒旧宅として一括して指定管理者制度を導入します。
14年度の施設評価の案も公表され、326施設のうち、見直しの評価となったのは
163施設(見直し率50%)で、市営住宅2団地を廃止になります。
市が直接整備するこれまでのやり方を見直し、民間の賃貸住宅の
活用を広げるといった方向性も示しました。
再配置計画案と14年度の評価案は、23日からパブリックコメントを募集し、
5月松までに最終的な結果を公表します。
(宮崎日日新聞 2月18日 抜粋)
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