少子化・人口減対策として、串間市は未就学児の入院、通院費と小中学生の入院費を無料にし、
第3子以降の出生祝いに30万円を贈ることを決めました。市役所で16日に
あった定例会見で野辺修光市長が明らかにしました。
23日開会の定例市議会に提案し、
可決されると祝い金は4月1日、医療費は6月1日から適用されます。
市の計画によると、現在、未就学児350円、
小中学生千円の入院費、3歳未満350円3歳以上の未就学児800円の通院費(いずれも一ヶ月、
1診療報酬明細当り)の自己負担を無料にします。
新たに受給者証を発行します。県内の病院で受診時に提示すれば支払いはないです。県外の
病院にかかったときは、領収書を市福祉事務所に提出すると受給されます。
これまで同様、小中学生の通院に対する助成はないです。
2013年度に928人いた未就学児の通院は延べ1万5090件、入院は103件、
1140人いた小中学生の入院は24件。今回の無料化は子ども医療費助成事業の
拡充で、予算は約570万円を見込んでいます。
第3子以降の出生に対する祝いは
現金15万円と、市内126店舗でしようできる市共通商品券15万円分が贈られます。
店舗の協力を得て商品券使用時に得点が付くなど、
地域ぐるみで子育て応援体制づくりを図ります。
過去3ヶ月の平均から祝い金受給者は年間約50人と試算しました。14年4月現在、
県内で出生祝い金制度があるのは綾町や椎葉村の5町3村で、
9市はまだ行っていません。
また、自己負担が約1万2千円の妊婦検診費と、同検診時の3400円の
子宮頸(けい)がん検診料も無料化です。祝い金とともに
4月1日からの適用を目指しています。
市福祉事務所の塔尾勝美所長は「安心して子育てできる環境を構築し、少子化、
人口減を食い止めたい。今後も地域ぐるみで子育て世帯を
応援する仕組みを考えたい」と話しています。
(宮崎日日新聞 2月18日 抜粋)
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