日南市の日南振徳高機械科3年生の8人が、卒業制作の課題研究として、サッカー選手が
試合場で使うプレーヤールーフベンチを完成させました。協力して試行錯誤を重ねた末の
自信作に生徒たちも誇らしげです。同校サッカー部に寄贈するといいます。
8人は吉村仁教諭の指導で昨年4月から作業しました。「学校に貢献できるものを」と、吉村教諭が
コーチを務め、5人がサッカー部だったことからベンチ制作を決めました。
サッカーブラジルW杯で使用されたものをモチーフに本格的なベンチを設計しました。
機能性や耐久性などを重視し、フレームの角度計算や、溶接、素材の寸法などを練り、
何度も試作しました。途中壊れたこともあったが、完成にこぎ着けました。
完成ベンチは高さ1・9メートル、横1・6メートル、奥行き1・25メートル、
重さ54キロ、キャスターで移動できます。いすは飫肥杉製で3人座りです。
アクリル板にはコート図を描き、生徒たちが
「戦術会議に使って」と話してます。
製作者の一人で山口哲武君(18)は「溶接が難しかったけれど、
休みの日も使って皆が頑張ったおかげで完成できた」と笑顔を
見せていました。
(宮崎日日新聞 2月18日 抜粋)
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