西都市が2016年度開業を目指している交流施設「食の拠点」整備について、用地買収が
不調に終わり、現候補地での建設を断念したことが23日、分りました。
市は3月2日開会の定例市議会に用地取得費など同施設整備関連費1億672万円の
減額を含む14年度一般会計補正予算案を提案します。新たな候補地の
選定を進めるが、開業は1年以上ずれ込む見通しです。
同日開いた市議会の議会運営委員会で市側が説明しました。市は国道219号沿いに
ある西都インターチェンジ(IC)近くの民有地(約1万3千平方メートル)を
候補地として選定します。
道の駅を含む交流拠点として整備する同施設の基本設計、実施設計業務委託料や
用地取得費など関連事業費1億3780万円を
14年度予算に計上していました。
市農政課によると、同日までに地権者19人のうち一部と買収額で合意に至らず用地取得を断念しました。
事業費のうち完了している設計業務委託料の一部など約3千万円を
除いた1億682万円を取り下げる方針を決めました。
橋田和実市長は「県外客を引き込み、西都ブランドを発信するという役割を
考えると西都IC近くで新しい候補地を探したい」と説明しました。
具体的な用地選定はこれからで、16年5月としていた開業は
17年5月を目指すといいます。
(宮崎日日新聞 2月24日 抜粋)
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