県内の中小企業や小規模事業者のあらゆる経営相談にワンストップで対応する、
県よろず支援拠点の支援事例発表会(九州経済産業局、同拠点主催)は23日、
宮崎市のニューウェルシティ宮崎でありました。中小企業の
経営者をはじめ、商工会議所や金融機関など連携先の
関係者ら計約90人が参加しました。
優良事例を参考に、経営課題ごとに違う支援の在り方を学びました。
同拠点の長友太コーディネーターは、経営環境が厳しくなる中で新分野開拓を
目指した加賀城建設(宮崎市)の支援例を紹介しました。同社が
焼酎廃棄物からエタノール燃料を抽出する方法と、
プラント内で循環処理できるシステムを開発する際、宮崎大学工学部の”知の財産”を
生かすことを提言しました。「新分野進出では産学官連携が可能性を
開く場合もある」と強調しました。
また、4人のサブコーディネーターも実際の支援例を紹介しました。サービス業に
おいて、見やすいチラシに改善することで集客アップが図られた例、
介護に関する高機能商品のコンセプトを再定義したことで
販売実績を挙げた例などが発表され、参加者たちは
真剣に耳を傾けていました。
県よろず支援は昨年6月にオープン、県内各支援団体と連携しながら、
創業や販路開拓、補助金活用などさまざまな相談を受け付けています。
(宮崎日日新聞 2月24日 抜粋)
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