えびの市の今西地区・香取神社の女神と、
田代地区・天宮神社の男性が年に1度の逢瀬(おうせ)を楽しむ
「
打植祭」は15日、両地区で開かれました。
両地区住民がそれぞれの神社を行き来し神事を行い、
五穀豊穣(ほうじょう)を祈願しました。
画像提供 えびの市教育委員会
祭りではまず、今西地区から神馬役の竹本さん(53)と
馬引き役の田平浅明さん(61)らが出発し、
約4キロ離れた天宮神社まで列をなして移動。
田代地区の住民約60人が出迎えられ、
同神社で神事や農産物や工芸品の競りが行われました。
その後、一行はご神体の岩を3回回って神馬役に男神を移し、今度は香取神社へ移動。
道中ではササを持った住民が神馬役の背中や尻をたたき、
田んぼの中を走り回る場面も見られました。
香取神社に到着後は、両地区の住民に分かれ竹を引っ張り合う「カギ引き」や、
農民役の2人による狂言も奉納され、集まった両地区の住民約120人が
豊作を願っていました。
前原・田代自治会長は「
今年も無事祭りを終えることができてよかった」、
外屋・今西自治会長は「
両地区が交流できるこの祭りを今後も続けていきたい」と
話していました。
宮崎日日新聞 3月17日より抜粋
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