109種、約3300本のヤブツバキが自生する延岡市の城山公園で14日、
観賞会が開かれました。市民約40人が、規模のみならず
多様性において国内有数のヤブツバキを楽しみました。
「城山ヤブツバキを楽しむ会」が毎年開催しています。今年で27回目を迎えます。
観賞に先立ち、同会代表世話人の江藤奈保さんが「街中の群生地としては
他に類を見ない城山のヤブツバキを楽しんで」とあいさつしました。
同会の会員が花びら、雄しべの形の違いなど、
観賞のポイントを説明しました。
その後、参加者は3つの班に分かれ、会員の説明を聞きながら1時間ほど散策しました。
多彩な種類の花が集まる鐘突き堂南側の広場では、国内でも珍しい濃紅の抱え咲き
「亀井」のほか、白地に赤の絞りが入り「酒を飲んでの赤ら顔」のイメージから
「牧水」と名付けられた花など、さまざまな固有品種を観賞しました。
初めて参加した同市恒富町の岩瀬宣雄さん(81)は「会員の説明を聞いて、
城山のヤブツバキの素晴らしさを再認識した。高速道時代に向け、
もっと大々的にアピールしていけば」と話していました。
(宮崎日日新聞 3月15日 抜粋)
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