宮崎市高岡町の天ケ城歴史民俗資料館で「大淀川物語展~ひと・もの・そして高岡~」が
開かれています。川に生息する生き物のほか、漁具など約200点を
展示しています。5月17日まで、入館無料です。
クロアゲハやオニヤンマといった川の周辺にすんでいる生き物の標本をはじめ、
体長約1・3メートル、体重28・5キロのアカメの魚拓も展示しています。
昭和60年代まで町内で行われていた伝統魚拓「アバ漁」について
紹介するパネルもあります。竹などでせきを作り魚を追い込む漁法で、
魚籠や漁協帳簿といった当時使われていた道具を並べています。
地域住民から寄贈された写真のパネルも展示しました。1954(昭和29)年の
洪水で氾濫する大淀川や、71(同46)年に発生した台風で町中心部が
浸水した様子など、川の脅威を物語る写真もあります。
小山幸子学芸員は「高岡の発展を支えた大淀川の、さまざまな表情を集めた。
ぜひ見に来てほしい」と話しています。
午前9時~午後4時半までです。月曜日と祝日の翌日が休館になります。
(宮崎日日新聞 4月22日 抜粋)
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