振り込め詐欺などの特殊詐欺を未然に防ごうと、串間署は20日、
串間市農村環境改善センターで研修会を開きました。
総会を終えた同市シルバー人材センター(津江龍彦理事長、92人)の会員63人が、
特殊詐欺の手口を紹介する講話、寸劇を通じ防犯意識を高めました。
初めに同署の早瀬治刑事生活安全課長が講話しました。
早瀬課長は昨年全国で1万3千件の特殊詐欺が発生し、被害金額は
約560億円だったことを報告しました。串間市でも
昨年1件発生し、不審な電話がかかっていることを挙げ「宅配便やレターパックで
お金を送る指示があったときは詐欺」「もうけ話に乗ってはいけない」と
注意を呼び掛けました。
詐欺の防犯啓発DVDを観賞した後、署員3人と同センター職員が寸劇を行いました。
息子や警察官をかたったオレオレ詐欺、ギャンブル必勝法情報提供の詐欺などを
4つ実演しました。ユーモアを交えながら、犯人の狙いや、
被害者がだまされていく過程を詳しく紹介し
「少しでも困ったことがあれば、警察に相談を」と訴えました。
約1年半前に不審な電話を受けたという西方の福重昭子さん(73)は
「特殊詐欺は身近な問題。寸劇はわかりやすくて心に残った。
知らない人の電話は相手にしないようにする」と話していました。
(宮崎日日新聞 4月26日 抜粋)
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