愛をテーマにした短歌を募集した「第8回綾町・照葉短歌賞」(町主催)の表彰式は2日、
同町南俣の「蔵元綾酒泉の杜」でありました。全3部門の入賞者ら
約30人が出席し、賞状などが贈られました。
最優秀賞に選ばれたのは、一般の部が宮崎市下北方町、無職赤崎敏子さん(85)の
「振り返りよき一世なりと思ふとき 選ばれ選びし人をまた恋ふ」です。
高校生の部が延岡高3年、佐藤南さん(17)の
「文化祭で残った毛糸と君と僕 あやとりする手の影だけ重なる」、小中学生の部が
綾中3年(現宮崎商高1年)、坂田佳奈さん(15)の
「大つり橋一人でわたるときよりも 家族とわたれば絶景だ」です。
入賞は最優秀賞の3人を含む18人です。式では選者を務めた
歌人の伊藤一彦さん(71)が講評しました。
赤崎さんの作品について「『よき一世なり』や『恋ふ』など言葉は完結だが、
重みや力強さがある」と話しました。
今回は国内外から一般203、高校生204、小中学生280首の
計687首の応募がありました。
(宮崎日日新聞 5月5日 抜粋)
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