官民一体で照葉樹林の保護・復元に取り組む「綾の照葉樹林プロジェクト」は
設立10周年を向かえ、17日に綾町で記念イベントを行いました。
参加者約60人が森を散策したほか交歓会を開き、節目を祝いました。
散策は、参加者が二手に分かれそれぞれ約2キロの森歩きを楽しみました。
このうち、照葉大吊橋南側の県有林を歩くコース(約2・2キロ)では、
ヤブツバキやタブノキといった植物を紹介するボランティアガイドの説明や、
野鳥の泣き声に耳を傾けながら約2時間かけて歩きました。
宮崎市高岡町下倉永、小学校教諭萬福和代さん(52)は「自然や鳥の声を
楽しみながら歩くことができて気持ちよかった」と話していました。
散策後は前田穣町長や河野知事も加わり、大吊橋前で交歓会しました。
振る舞われたシシ汁を食べながら交流しました。プロジェクトは、
夏から秋にかけて、子ども向け木育イベントや
記念式典開催を予定しています。
プロジェクトは、人工林で分断された照葉樹の森を100年かけて復元する取り組みです。
2005年5月、九州森林管理局、県、綾町、日本自然保護協会、
てるはの森の会の5者が調印しました。
(宮崎日日新聞 5月19日 抜粋)
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