日南市の小学校に入学した1年生全員に同市が贈った飫肥杉製の
積み木「日南キューブ」を使った公開活動(市教委主催)が
28日、同市・東郷小中学校で開かれました。
実際の活用現場を見て積み木の教育的価値を共有することが目的で、
同市内の小中学校から教諭ら約170人が参加しました。
活用法について同市がアドバイスを受けている「花まるグループ」(さいたま市)の
高濱正伸代表(56)が、同小1年生29人を前に授業を行いました。
児童たちは1辺3・5センチの立方体64個が1セットになった積み木を使い、
高濱代表が掲げる見本を見て同じ形を作り「できた」と元気よくアピールしていました。
続いて2人組みになってじゃんけんを行い、積み木を積み上げるなど
ゲーム感覚で積み木遊びに親しみました。
活動を見守った吾田小1年生担任の小室美保子教諭(51)は「まだ数回だが、
授業中は思っていた以上に児童の反応が大きい。昼休み時間などは
床に広げて、それぞれ工夫を凝らし楽しんでいるようだ。
空間認知度が上がれば今後、高学年で学ぶ体積の学習にも
生かされるのでは」と話していました。
公開活動後には、高濱代表による講演会も行われ、
保護者らを含め約500人が耳を傾けました。
(宮崎日日新聞 5月30日 抜粋)
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