国富町木脇の赤池神社(小森文彦宮司)で、夏場の無病息災を願う
「夏越の大祓い」が6月27日あった。
氏子や近くの児童館に通う子どもたち約50人が「茅(ち)の輪」をくぐり、
暑さに負けず健やかに過ごせるよう願った。
茅の輪は今月上旬まで設置されるという。
境内には、氏子総代らが地元のカヤと竹で作った直径約2.5メートルの
茅の輪を設置。神事の後、参拝者たちは「水無月(みなづき)の
夏越しの祓いする人は千歳(ちとせ)の命延ぶというなり」と
唱えながら、左、右、左の順に輪を3回くぐり、
神前に進んで家内安全や無病息災を祈願した。
同神社では太平洋戦争中に途絶えたこの神事を、2006年の神社改築を機に復活。
小森宮司(67)は「神事を復活させて今回で10回の節目を迎えた。
近所の人や遠方からの参拝者も徐々に増えており、
地区の恒例行事として定着させたい」と話していた。
宮崎日日新聞 7月3日 抜粋
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