日本ピアノ調律師協会所属の調律師が各地の小学校に出向き仕事内容を
紹介する「12歳のハローワーク ピアノの仕事」は2日、
都城市高崎町の縄瀬小(江田雅子校長、52人)でありました。
県内では初めてです。県内のピアノ調律師3人が同校を訪れ、
ピアノの仕組みを説明し、調律作業の実演をしました。
授業には3~6年生の39人が参加しました。
講師は三股町の山内勝彦さん(56)らが務めました。山内さんは
最初にピアノの歴史を説明した後、調律師の
仕事の内容について説明しました。
山内さんは弦を張る強さを細かく変えるなどして、音の響きのバランスを
調えていく作業を見せました。子どもたちは調整前と後での
音の違いを聞き比べたり、実際に作業を体験したりして、
調律師の仕事に理解を深めていました。
最後に、昨年の第20回宮日音楽コンクール・ピアノ部門のグランプリで、
ANAヨーロッパ賞を受けた間世田采伽さん(18)=東京芸術大音楽部1年=が
演奏を披露しました。1、2年生が加わり、全校児童が間世田さんの
奏でる豊かな音色に聞き入っていました。
6年生の岩本日菜さん(11)は「調律師という仕事があるのを
初めて知った。わずかな音の違いを聞き分けて
調節できるのはすごいと思った」と話していました。
(宮崎日日新聞 7月8日 抜粋)
コメント 0