河野知事と県内首長が地域の課題や将来の展望などについて意見を交換する
「円卓トーク」中部・南那珂ブロック(宮崎、日南、串間市、国富、綾町)は21日、
日南市テクノセンターで開かれました。
油津港への大型クルーズ船受け入れ時の観光施策など
さまざまな項目について意見交換を行いました。
日南市の崎田恭平市長はクルーズ船受け入れの課題として通訳ガイドの確保、
検疫機能の整備などを挙げました。知事は「受け入れ体制整備は急務。
日本の地方都市としてどういうふうに魅力をアピールできるか、
観光地の磨き上げをしていかなければ」と答えました。
串間市の野辺修光市長は、人口減少時代の市町村間や県との連携強化の
在り方について見解を求め、知事は「人口減少対策、地方創生対策は
国に対する要望書に盛り込んでいる。県も戦略を立て提示し、
各自治もサポートしたい」と述べました。
宮崎市の戸敷正市長は、県下統一プロモーションの展開について尋ねました。
知事は「県と各自治体、横の連携を取りながら進める。
他県にはないアピールポイントである神話もしっかりとPRしたい」と説明しました。
国富町の河野利美町長と綾町の前田穰町長は本県の
肉用牛生産基盤維持・強化を要望しました。
「国や県、市町村、農協からの財政出動は限度がある。生産農家と肥育農家が
相互扶助の関係を構築しなければ、宮崎牛ブランドを維持することはできない。
県は音頭を取ってほしい」と訴えていました。
(宮崎日日新聞 7月24日 抜粋)
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