えびの署は29日、えびの市内で発生した特殊詐欺被害を未然に防止したとして、
JAえびの市加久藤支店に感謝状を贈呈しました。
同署によると、同市の80代女性宅に22日、警察官をかたる男から
「金融機関の職員が特殊詐欺の犯人と仲間になっている。
このままだと貯金を勝手に下ろされる」と預金を下ろすよう電話があった。
男は身内の不幸で大金が必要になったと装うため喪服着用も指示していました。
女性が喪服を着て同支店を訪れ、700万円を引き出そうとしたところ、
西脇勲支店長(57)と窓口担当の園田由佳さん(24)が女性に声を掛け、
電話で女性の親族に事実関係を確認するなどして詐欺被害を防止しました。
贈呈式は同署講堂で実施され、福永文應署長が2人に感謝状と記念品を手渡しました。
西脇支店長と園田さんは「6月に開いたえびの署との訓練の成果。
顧客の財産を守ることができてよかった」
「以前から高額の貯金を下ろす方には声をかけていたが、
今後さらに対応を強化したい」と話していました。
福永署長は「特殊詐欺被害防止には金融機関との協力が不可欠。
手口が巧妙化してきているので、市民への広報活動にも
力を入れていきたい」と話していました。
(宮崎日日新聞 7月31日 抜粋)
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