[立花神社]
高鍋町の立花神社(永友宗範宮司)の夏祭りは25、26日、同神社などでありました。
太鼓台の巡行や御祭神を乗せたおみこしが町内を練り歩く
御神幸行列などがあり、無病息災を願いました。
1日目は太鼓台が町内を巡行し夜にお宮入りしました。2日目の御神行列では、
祭りを取り仕切る同神社奉賛会(森下三郎会長)らが担ぐ「本みこし」と、
子どもたちが担ぐ「子どもみこし」「たるみこし」の計3基が練り歩き、
住民が水をかけるなどして出迎えたほか、
各地区で神事を行って厄を払いました。
高鍋東小6年の是澤美保さん(11)は「太鼓台に初めて乗った。
怖かったけど楽しかった」と話し、長友瑞穂さん(12)は
「お祭りに参加することで、ずっと健康で
長生きできたら良い」と笑顔でした。
森下会長(45)は「地域の結束を大切にし、
後輩たちに受け継ぎたい」と話していました。
[火産霊神社]
高鍋町中心部にある火産霊(ひむすび)神社(永友丈晴宮司)の
夏祭り(同神社奉賛会主催)は24、25日、中町名店街や
本町一番街など同神社周辺で開かれました。
同神社は火よけの神様として町民のあつい信仰を受けており、両日とも
おみこしや太鼓台が巡行して盛り上げていました。
花形の太鼓台は、交差点に差し掛かると担ぎ手が前後に傾けたり、
威勢良く回転させたりする「練り」が見ものです。
約1カ月の練習を経て選抜された小中学生の鼓手は台の柱に体をくくり付け、
一糸乱れぬ力強いばちさばきを披露しました。
「ヤレヤレ、モットヤレー」と揺れをものともせず、担ぎ手をあおっていました。
みこしは「そーれーはあららのよいよい」と木やり唄をうたいながら、
商店街を練り歩き、地域の安全を祈願しました。
歩行者天国に多くの出店が並び、浴衣姿の家族連れなどでにぎわいました。
[鵜戸神社]
高鍋町の鵜戸神社(永友宗範宮司)夏祭りはこのほど、同神社などでありました。
みこしを社殿に戻そうとする若手と祭りを続けようとする年長者の氏子同士が
攻防を繰り広げる名物の「お宮入り」などがあり、厄を払いました。
雨のため前夜祭は中止になりました。祭り当日は55歳以下の氏子でつくる
同神社奉仕会(田村隆之会長)がみこしを担ぎ、蚊口浜で身を清めた後、
地区内を練り歩きました。
午後7時半ごろ、木やりを歌いながら境内を3度回り、みこしを社殿へと担ぎました。
すると、年長者の氏子でつくる同神社奉賛会(西森幹太会長)が
「ご祭神は、まだ町を見たいはずだ」と突入を阻止して、
攻防を繰り返し、約一時間半後に祭りを終えました。
田村会長(50)は「あいにくの雨だったが事故もなく
無事に終わって良かった」と話していました。
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