都城市の中心市街地再生へ、商店街のにぎわい創出などを担う
タウンマネージャー・二宮啓市さん(57)が3日、着任しました。
北九州市の中心市街地で空きビル再生などを行ってきた二宮さんは、
これらの実績を基に4年間、空き店舗解消などで
魅力ある街づくりに取り組んでいます。
二宮さんは同日、タウンマネージャーを公募した都城商工会議所で契約書への
調印など着任式で臨んだ後、池田宣永市長を表敬しました。
この中で岡崎誠会頭は「大丸跡地に中核施設ができるいいタイミングで来ていただいた。
行政が担当する跡地利用も含めて、まちづくりに
貢献いただきたい」と歓迎しました。
池田市長も「市街地再生は市民の関心も高い。これまでの経験を
生かして尽力してほしい」と迎えました。
これに対し、二宮さんは「私1人では17万人近い人口がいる都城市の
中心市街地再生は厳しい。(空き店舗の)オーナーさんに意識を変えていただき、
協力をお願いしたい」「中心市街地のインフラは素晴らしいものがあり、
効率よく活用する必要がある」と抱負などを述べました。
この後の会見で、二宮さんは「当初はいろいろな人から話しを聞き、
私の考えとギャップがあれば埋める作業をしたい」と説明しました。
店舗面積の分割やIターン、Jターンを含め企業意欲のある人を呼び込むなどし、
空き店舗解消に努める考えを示しました。
タウンマネージャーは、旧都城大丸跡地を利用した中心市街地中核施設の
整備が進むのに合わせ、同商議所が全国から公募しました。
29人の応募者から集団討論や公開審査会などを経て、
実行力や計画力、協調性やリーダーシップなどで高い評価を得た
二宮さんが選ばれました。報酬は70万円です。
(宮崎日日新聞 8月4日 抜粋)
コメント 0