高千穂町の町観光協会で高千穂高校(小八ヶ代〔こやがしろ〕校長、366人)の
経営情報科2年生33人が、夏休みを利用し、インターンシップをしています。
県内きっての観光の現場で、進路選択や将来の生き方を考えてもらおうと、
初の試みで行われています。
生徒たちは、慣れない業務や接客に苦戦しながらも、
普段の授業では得られない達成感を味わっています。
生徒が体験しているのは、まちなか案内所、大橋案内所、高千穂峡直営売店、
同協会のボート乗り場の4ヵ所です。
8月14日まで、班ごとに分かれ1人1ヵ所に行き実習します。
このうち、町中心部のまちなか案内所では、レジ打ちから観光客の道案内、
清掃まで職員と変わらない仕事を体験しています。
佐藤南さん(16)は「職員の方は高千穂のことを全部知っていて、
お客さんに全てを答えられるのがすごいと思った」と話し、
黒木愛莉さん(16)は「外国人に英語でうまく話せず、
授業と実際は違うことが分かった」などと感想を話していました。
同町観光協会の佐藤康子さん(50)は「すぐに働けるぐらい仕事を覚えるのが早い。
将来機会があれば働いてほしいくらい」と話していました。
同校では同協会へのインターンシップのほかに、夏休みを利用し農場や老人ホーム、
選果場での実習もしています。
宮崎日日新聞 8月5日より抜粋
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