日之影町の未来について考えるワークショップ「ヒノカフェ」が9日、
同町福祉会館でありました。
同町が地方創生の一環として、多様な意見を聞こうと初の開催です。
町内外から10~70代の約90人が参加し、
日ごろ思う町の現状や課題、将来像について
自由に意見を出し合いました。
司会は全国で市民参加型の町おこしに取り組む、対話のデザイン研究所代表、
清原理さん(56)=東京都町田市=です。参加者を15の班に分け、
付箋に意見を書き、模造紙に貼る形式で進行しました。
今回は住民のほか、外部からの意見も聞こうと宮崎大や九州保険福祉大の
学生計16人も参加しています。お茶を飲み、
お菓子を食べながら意見交換しました。
町のいいところは「集落の結束が強い」「クリやユズの特産、伝統芸能がある」、
課題は「若い人の働く場がない」「観光や農産物の知名度不足」、
課題解決へは「1人1人が元気な高齢者になること」
「町外へ物を売る」「特産品を集めたカフェを作る」など
さまざまな意見が出ました。
同町平底地区の橋本智憲君(16)=五ヶ瀬中等校5年=は
「地元のことを考えるいい機会。町民が集まれる場所がほしいなと思った。
将来を担うのは今の中高生なので、日之影中生に意見を
聞く場があってもいい」と話していました。
ワークショップは今後3回開催予定で、同町は日之影町のロゴマークを
キャッチコピー策定などにつなげたい考えです。
(宮崎日日新聞 8月11日 抜粋)
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