串間市と連携協定を結んでいる宮崎大の留学生13人が11日までの3日間、
同市を訪れ体験型観光のモニターツアーを行いました。
そうめん流しや定置網を体験、都井岬、
志布志湾大黒イルカランド巡りなどを楽しみました。
串間エコツーリズム推進協議会(会長・野辺修光市長)が外国人観光客の
受け入れ強化を目的に実施しています。
前回の6月は日帰りツアーだったが、今回は長期滞在型を装丁し、
2泊3日で開催しました。
2日目は都井岬を訪問しました。ビジターセンターの職員が国の天然記念物に
指定されている岬馬が現在96頭生息し、1頭1日20キロの
ふんをすると解説しました。
「都井岬で1日約2トンのふんが出るが人間は片付けしない。
ふんを食べる昆虫が分解するため、自然の状態で
生態系が保たれている」と伝えました。
串間温泉いこいの里で、日本の夏の風物詩であるそうめん流しに留学生は
興味津々でした。そうめんが長さヤク20メートルの
竹の中を流れてくると、隣の人と競い合うように箸ですくっていました。
スロエニア人のプラプロトニワ・プーラーさん(24)は
「都井岬の景色が素晴らしい。自然が好きな外国人は
串間を気に入ると思う」と話し、
アフガニスタン人のファリード・アジジさん(30)は「サザエやエビフライなど、
シーフードがおいしく、定置網体験、そうめん流しも
楽しかった」と喜んでいました。
同協議会は今後、留学生の感想、意見を参考に外国人向けの観光メニューを作成し、
クルーズ船などで来日する観光客などを市内に呼び込む予定です。
(宮崎日日新聞 8月18日 抜粋)
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