元横綱武蔵丸(武蔵川親方)率いる大相撲・武蔵川部屋が21日、
えびの市相撲場で合宿を始めました。
多くの市民が見学に訪れ、武蔵川親方がげきを飛ばしながら力士へ稽古を
つける様子を見守りました。合宿は25日までで、見学は無料です。
同部屋は昨年4月に完成した同相撲場の落成式にも参加しており、
同市での合宿は昨年12月に続き2回目です。
初日となった同日は、四股踏みや筋力トレーニングなど基礎的な練習から始まり、
後半はぶつかり稽古や勝ち残りで相撲を取る実践的な稽古も行いました。
武蔵川親方は「もっと前に出ろ」などと厳しく指導していました。
朝方の涼しい時間帯だったにも関わらず、力士は汗びっしょりになりながら
稽古に励んでいました。
稽古には宮崎市の鵬翔高相撲部の部員3人も参加しました。
同校2年の竹内健吾君(16)は「高校生と違い当たりが強くかなりきつかった。
武蔵川親方の指導は緊張したが、分かりやすくて
的確だった」と話していました。
稽古後はえびの市が行っている市民大学特別講座も開催しました。
武蔵川親方は「テレビで取組を見るより実際に稽古を見たほうが、
相撲について知ることができる」などとかたっていました。
受講生の1人、同市原田の無職穂森九州男さん(78)は
「力士は相当厳しい稽古に励んでいることが分かった。
またえびのに来てくれたことがうれしい」と話していました。
合宿中の稽古時間は午前8~10時で、見学の際の私語や写真撮影は禁止です。
23日午後2~4時は、道の駅「えびの」で武蔵川親方の
トークショーや写真撮影、握手会を行います。
問い合わせは市社会教育課 TEL 0984(35)1111 です。
(宮崎日日新聞 8月22日 抜粋)
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