建て替えを進めている西都市銀鏡の銀鏡神社(濱砂則康宮司)の
拝殿の上棟式は、同神社でこのほどあった。
関係者や地区住民ら約100人が出席し、工事の無事を祈った。
建て替えは120年以上前に建設された拝殿の老朽化を受けて、
同地区出身の元厚労省職員、濱砂栄一さん(60)=東京都江南区=
から材料のヒノキや建設費の寄進を受けて、同神社の氏子壮大なの
で作る改築委員会が実施している。
上棟式では、骨格のできた拝殿で神事を行った後、せんぐまきを実施。
2006年に同神社境内に完成した「伝承館」以来の行事とあって、
里帰り中の親戚や地区住民も大勢参加。
まかれる約30キロ分の餅などを拾って、工事の無事を願っていた。
拝殿は10月中旬ごろまでには完成予定で、改築委員会の
委員長を務める濱砂正光さん(78)は「地区住民も
大勢参加してもらえていいものが出来ると思う」
と話していた。
同神社は国の重要無形民俗文化財に指定されている
「銀鏡神楽」を伝承している。
(宮崎日日新聞 8月26日より抜粋)
コメント 0