小林市須木で特産のクリの出荷が始まった。
同市須木中原にある栗集荷所には、生産者が収穫したクリが持ち込まれ、
県内への発送作業に追われている。
作業は10月ごろまで続く。
8月末からわせ品種の「出雲」「丹沢」などの集荷を開始。
2日は、同施設の指定管理者の農業生産法人「すき特産」の従業員らが、
農家によって持ち込まれたクリの品種を確認した後、3LからSの
サイズに分けて東北や関西の市場や加工施設などへの出荷作業を
進めていた。
現在は1日200㌔ほどの集荷だが、9月半ばからの最盛期には
1日2㌧ほどになる見込み。
同市須木庁舎地域整備課によると、須木では約150戸の農家がクリを
生産し、同施設からは昨年約52㌧を出荷した。
今年は台風15号の影響で落果や枝折れの被害が出たため、出荷量の
落ち込みが懸念されている。
同施設責任者の安村安夫さん(61)は「甘さやほくほくとした
食感は昨年と変わらない」と話している。
同法人では、同市須木下田にある直売所で販売も行う。
売り切れの場合もあるため、事前に同法人への問い合わせが必要。
同法人℡0984(48)3085。
(宮崎日日新聞 9月4日より抜粋)
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