国交省延岡河川国道事務所は、4月に開通した北方延岡道路(蔵田ー北方)の開通から
3ヶ月間の整備効果をまとめた。蔵田インターチェンジに隣接する道の駅「
北方よっちみろ屋」の来場者が約1.5倍に増えたほか、
並行する旧道・国道218号の交通量は1日当たり
7千台から1400台へと5分の1に減った。
高千穂町では、病院の休日担当医が増えるなどの朗報もあった。
交通量の調査は開通前の3月11日、開通後は5月14日、6月17日、8月18日に
それぞれ実施。国道218号の3月の交通量は1日7千台だったが、5月には1500台、
6月と8月は1400台に減少。一方、北方延岡道路は5月6300台、6月6千台、
8月6900台と推移。大部分の車が北方延岡道路を利用していた。
全体の交通量も6~19%の間で増加した。
北方よっちみろ屋は、2月に運行開始した高速バス(宮崎ー高千穂)の休憩ポイントと
しての活用が進んだことなどから、来場客が大幅に増加。13年5~7月の4
万6500人から15年5~7月は6万9700人となった。
移動時間が短縮されたことを受け、延岡市の開業医が高千穂町の高千穂町国民健康保険
病院に土日当直医として出張することも決まった。同病院によると、
これまで人繰りが難しかった第5週などを担当し、
年内に5回勤務する予定だという。
同病院事務室は「中山間地において厳しい医療環境が続く中、既存の医師の
負担が軽減され、大変ありがたい」と話している。
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