椎葉村観光協会は、村内の観光施設などに観光客や村民が自由に使用できる
オリジナルデザインの「しいば銀座まち傘」計300本を設置しました。
「商店街散策や観光のお供にどうぞ」と呼び掛けています。
傘は、雨の日の憂鬱(ゆううつ)を吹き飛ばすような赤色で、「椎葉村観光協会」の
文字とともに村のキャラクター「おつるちゃん」の笑顔がプリントされています。
同村役場周辺の商店が並ぶ通称「椎葉銀座」沿いを中心に、病院前や
中心部から離れた観光地前など計14カ所に8月中旬、設置しました。
利用者は貸し出しボックスから自由に持ち出すことができ、目的地のボックスに
返却するシステムです。鶴富屋敷や、街を散策する観光客の利用のほか、
役場や病院を訪れる村民の日常的な利用も想定しています。
設置した8月中旬から今月初旬にかけて、
雨天が多かったこともあり、観光客、村民いずれからも評判は上々だといいます。
また、傘を収納する木製のボックスは今夏、県内外から同村を訪れた
ツアー客が木工体験プログラムで製作したものです。
色使いや形に手作りならではの温かみがあり、側面には製作者の名前や
「一期一会」といったコメントが刻まれています。
同村観光協会の椎葉記史事務局長(40)は「旅行中に急な雨に降られると、
町歩きや観光地の訪問がおっくうになりがち。この傘を使うことで
そんな気持ちを吹き飛ばしてもらえれば」と話していました。
(宮崎日日新聞 9月24日 抜粋)
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