新富町指定無形文化財「元禄坊主踊り」の保存会(川上増雄会長、30人)は
十五夜の27日、町内外の8カ所で踊りを披露します。
本番を間近に控え、踊り手やはやしを務める約20人が稽古に励んでいます。
同踊りは三納代地域に伝わる郷土芸能で、毎年、十五夜の水神祭で奉納されます。
刀やなぎなたなどを手にした「奴(やっこ)」「嫁女(よめじょ)」「坊主」役が太鼓、
柏子木などによるはやしに合わせ、3人1組で踊ります。
ことしの稽古は8月下旬から週3回、同町三納代・矢床地区集会で行われています。
このほどあった稽古には、保存会メンバー地域住民や
平伊倉地区にある「のぞみ保育園」職員ら約20人が参加しています。
実際に衣装を身に着けて振りを確認したり、
通し稽古に汗を流したりしていました。
「嫁女」役として初めて参加する保育士の増田美里(20)、斉賀桃果(21)さんは
「女性らしいしなやかな動きを心掛けたい」「練習の成果を発揮し、
最後まで間違えずに踊りきりたい」と意気込んでいました。
川上会長(60)は「新人5人が加わったが、練習熱心でのみ込みが早い。
当日は町内外問わず、多くの人に来てもらいたい」と話していました。
(宮崎日日新聞 9月25日 抜粋)
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