県内で企業や創業を考えている人たちを応援するイベント「ミヤバレーin都城」は
このほど、都城市コミュニティセンターで開かれました。
新規起業者を支援する本県の民間団体「宮崎スタートアップバレー」が主催し、
約200人が参加しています。市内外から名乗りを上げた13組が、
事業の内容や懸ける思いなどを発表しました。
同団体は民間の立場から企業を後押しし「チャレンジしやすい文化」を育もうと、
県内の若手経営者らが5月に設立しました。
同イベントは創業に挑戦する人たちの「応援者」を増やすため県内各地で
定期的に開く予定で、同市での開催が1回目となりました。
発表者は情報技術(IT)を活用した農業経営や、
女性が仕事しやすい仕組みづくりといったビジネスモデルを提案していました。
持ち時間の5分間で事業計画や思いを熱弁し、
参加者から助言をもらうなどしていました。
審査の結果、3組が優秀賞に選ばれ、必要な事業資金の一部を
同団体が支援します。このほか、すべての発表者に対しても
事業計画の改善アドバイスといったサポートが行われます。
授業の一環として参加し、郷土菓子を使った地域活性化策で優秀賞を受賞した
都城商業高・生徒グループの指宿由希子さん(18)=会計科3年=は
「皆で考えた計画が評価されてうれしい」と笑顔でした。
同団体の土屋有共同代表(35)=同市出身=は「予想以上の人が来てくれて驚いた。
新しいビジネスに挑戦しようとする人が都城にも多くいることを、
広く知ってもらえたのではないか」と話していました。
(宮崎日日新聞 9月26日 抜粋)
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