日南市の日南振徳高(川上浩校長、657人)の経営情報科1年生37人は
25日、同市の飫肥城下町で外国人観光客相手に観光案内を行いました。
生徒たちは7月に英語授業の一環で「食べあるき・町あるき」マップ掲載の
約40店舗分について商品や道順などを英語で説明した冊子を作成しており、
今回はその冊子を使った実践編となりました。
同日は油津港にカナダ発のクルーズ船セレブリティ・ミレニアム(乗客2076人、
9万1千トン)が寄港しました。飫肥城下町に大型バス17台に乗って
外国人観光客が続々と訪れにぎわいを見せた中、
生徒たちは英語で飫肥の町を案内する「案内班」と外国人観光客への
アンケートを実施する「アンケート班」に分かれ、飫肥城内や
大手門前、本町商人通りで活動しました。
生徒は初めは尻込みしていたが、思い切って「アンケートに協力してくれませんか」
「こんにちは」などと英語で話しかけ、次第に積極的な姿が
見られるようになりました。
活動を通じて徳村轟君(15)は「授業で英会話練習を重ねてきたが、
いざという場面で言葉が出てこなくて難しかった」と苦笑いでした。
「日南で印象的だったこと」などを記入するアンケートに協力したオーストラリア人の
フィル・アドレスさん(63)は「英語が聞き取れないところもあったが、
旅行先で現地の学生と触れ合うことは楽しいことだ」と笑顔で話していました。
今回行ったアンケートの結果は、10月の文化祭でパネル掲示を行ったり、
市や飫肥城下町保存会向けの発表会で報告したりする予定です。
(宮崎日日新聞 9月27日 抜粋)
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