日南市の飫肥城下町保存会(清水満雄理事長)は地域内の見上げて楽しむ3カ所を
新しい観光スポットとしてPRしています。
1つ目は飫肥中東側の田ノ上八幡神社の大クスです。樹齢は400年を優に超え、
地中から突き出すようにそびえ立ち、天邇向かって強く伸びる枝は
生命力にあふれ、隠れたパワースポットとして知られています。
2つ目は飫肥城内の通称「しあわせ杉」と呼ばれる4本杉です。
対角に結んだ真ん中に立てば、幸せの御利益を得られるとして
観光客に人気のスポットです。そのうち南東の1本に
目をやると天然の杉玉が下がっています。
杉玉はその形から「円満」を連想させる縁起物とされ「幸せの源は
この杉玉から来る」と同保存会は説明してます。
3つ目は由緒施設、豫章館庭園内の「上向き地蔵」です。
高さ70センチの石造りの地蔵で東側生け垣の根元に
ひっそりと佇んでいるが柔和そうな表情で天を仰ぎ見る珍しい姿です。
いつごろどのような理由で設置されたのかは不明だが、
同保存会によると「かつては雨乞い地蔵として
天に願いを伝えたものでは」としています。
同保存会の郡司均事務局長は「癒しの空間である旧本丸跡などと合わせて、
新しい観光名所としてアピールに力を入れたい」と話しています。
豫章館は有料で、田ノ上八幡神社、しあわせ杉は無料です。
由緒施設入館券がセットになった「食べあるき・町あるき」マップも販売しています。
お問い合わせは同保存会 TEL0987(25)4533 です。
(宮崎日日新聞 10月1日 抜粋)
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