日南市今町の願成就寺(川崎光俊住職、通称・談義所)の
庭にある樹齢330年余りのウスギモクセイが今年も花をつけ、
見頃を迎えている。
その名が表するようにクリーム色の小花が秋風に揺れると
心癒やす優しい甘い香りが辺りを包み、
訪れた人たちを楽しませる。
境内にかさ状に広がる高さ11メートル越のウスギンモクセイは
市の天然記念物、
県の巨樹百選にも選ばれている。
例年よりやや早い開花という。
寺では来訪者を抹茶でもてなす接待を行っており、
訪れた人々は奥ゆかしい香りが漂う樹下で一服し、
ゆったりとしたひとときを過ごしていた。
花のピークが過ぎても、
雪のように散る様子やじゅうたんのように
地面に広がる様子が楽しめるという。
接待は10日までだが、
境内には自由に入ることが出来る。
同寺総代を務める清水史隆さん(78)は
開花を毎年楽しみにしているという。
「この地で300年以上根を張り続けている
ウスギンモクセイを見ながら、
健康長寿を祈ってほしい」と話していた。
接待は午前10時~午後3時、
お問い合わせは願成就寺℡0987-(25)-1558
(宮崎日日新聞 10月10日 抜粋)
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