高鍋町・高鍋湿原に自生するスイランが見頃を迎えた。
直径3㌢ほどの黄色くくかわいらしい花が風に揺れ、
秋の訪れを告げている。
同湿原の今年の開園機関は31日まで。
スイランはキク科の多年草。
細長い葉がランの葉と似ていることからその名が付いたとされる。
地上に顔を出した高さは70㌢ほどの茎が枝分かれし、
先端に小さな花を咲かせる。
今年は9月下旬ごろから咲き始め、
同湿原の西部湿原・メダカの池付近では一面が黄色の花園に。
同湿原ボランティアガイドの会(池田たえ子会長)によると
湿原内のあちらこちらで花を咲かせており、
「年々範囲が広がっている」という。
トンボなど他の野生生物との共演も」楽しめる。
午後や曇り、雨の日などは花が閉じるため、
鑑賞は午前中~昼ごろがお勧め。
同湿原は例年、環境整備のため11月~翌年3月ころまで
閉演するため、
同会の白山元義会長(74)は「夏が終わり秋色漂うころに咲くので
とても栄え、
華やかな気持ちになれる。
開演機関の最後を彩る花なので、
是非見に来てほしい」としている。
(宮崎日日新聞 10月12日 抜粋)
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