串間市・都井中(伊東嘉宏校長 9人)の校舎入り口に
水槽が四つ並んだ「ミニ水族館」コーナーが設けられ、
生徒が地元魚介類の観察を楽しんでる。
泳ぎが苦手でぷかぷか浮く姿が愛らしい体調約10㌢の
カエル アンコウが1番人気。
一般の人にも公開している。
同校は来年度から2年間、
文部科学省の海洋教育に関する教育課程特例校に
指定されており、
体験学習などを通じて海への理解を深めている。
身近な魚介類の生態を学ぼうと7月、
長さ50~80㌢ほどの水槽を四つ設置。
オヤビッチヤ、テッポウエビの飼育を始めたが、
夏の直射日光で水温が上がり、
ほとんどが死んだという。
翌月、水族館を応援するPTA会長の泉正人さんが、
水槽周辺に高さ約2㍍、
幅2・5㍍の柱を立て、
その上に日よけネットを張った。
現在は生徒が捕まえたヤドカリやシャコ、イソギンチャクのほか、
漁師から譲り受けたカエルアンコウ、オヤビッチャなどを飼育。
生徒は朝活動や休み時間に立ち寄って棒や箸を使って
餌を与えている。
3年の田中楓香さん(15)は「シャコに触れと、
パンチして反撃してくる。
魚介類の生態が分かって面白い」と話す。
寒くなると水温が下がって魚が死ぬので、
12月には水槽を校舎に移動させる予定。
伊藤校長は「大人でも魚観察は楽しい。
11月までに見に来てほしい」と
呼び掛けている。
(宮崎日日新聞 10月24日 抜粋)
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