高千穂岩戸の土呂久地区で自然の岩を利用した
ボルダリングのポイントがが公開され、
愛好家の注目を集めている。
15日には同ポイント初公開イベント「となりのトロク」を開催し、
関東や関西など県内外から約70人が参加。
渇水期の土呂久川をフィルドに、
自然の岩場を楽しんだ。
ポイントを作ったのは、
延岡市北方を中心に活動する比叡ボルダリング組合
(山本一憲代表8人)。
土呂久地区住民の理解を得ながら、
10年以上前から約300㍍の自然の
岩場にボルダリングの課題を設定した。
世界的なボルダラー、小山田大さん(39)=横浜=も
訪れ監修に加わった。
イベントでは、参加者はマットやチョーク、
岩を登る課題が書かれた地図を手に
ポイント入り。
目印を頼りに、手と足で器用にバランスを取りながら、
思い思いの岩に挑戦。
登り切ると周囲から完成が湧いていた。
宮崎市から参加していた黒木崇さん(30)は
「初心者から上級者まで楽しめる場所。
日之影や北方エリアなど県北は
ボルダリングに恵まれている。
さらに盛り上がってほしい」と話していた。
小山田さんは「アクセスも良く、
地元の協力が何より。
全国ではボルダリングを町おこしに活用している先行事例もあるので、
ここも活気づいてほしい」と話し、
主催した同組合は「宿泊など地域活性につなげ、
鉱害の印象が強い土呂久を、
自然豊かないいイメージの地区に変える
手伝いになればいい」としている。
(宮崎日日新聞 11月20日 抜粋)
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