児童たちに思い出をつくってもらおうと、
高鍋町の高鍋東小(千田洋一郎校長、608人)で23日、
熱気球の体験搭乗があった。
6年生35人が参加。
母校や町並みを上空から眺め、歓声を上げた。
保護者有志でつくる同校おやじ会(井上聴会長)主催。
宮崎大気球部(山崎春果部長、23人)の協力で
実現した。
同日は体育館で「宮崎では高度500㍍まで上昇する。
上昇するスピードは時速10㌔ほど」などと、
熱気球について学んだ後、グランドへ。
大型の逆風機で球皮を膨らませ、
バーナーで内部の空気を暖め、
高さ約20㍍の巨大な機体が
立ち上がる様子を実演した。
ゴンドラに児童3、4人ずつ搭乗し、
高度約20㍍まで1,2分ほど上昇。
高鍋の町並が360度見渡せ、
遠くは蚊口浜も視界に収めるなど
熱気球ならではの、
ゆったりした飛行を満喫していた。
6年の有澤さん(11)は「自分の学校を
上から見られるのが楽しかった。
一生に一度あるかどうかの体験ガッできて、
本当にありがたかった」と笑顔。
山崎部長(21)=教育文化学部3年=は
「宮崎で熱気球が飛んでることを
もっと知ってほしいい。
乗る機会があまりない子供たちの心に
残るのでは」と話していた。
岡部は気温が低く飛行に適した11月~翌年5月に活動しており、
本年度は4回の体験搭乗を実施する予定。
宮崎市外での実施は高鍋東小が初めて。
(宮崎日日新聞 11月24日 抜粋)
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