小林市中心部を東西に走る国道221号沿いを中心に、太陽光で発電できる
多機能LED照明灯112基が設置され、このほど稼動が始まりました。
「明るい安全なまちづくり」につなげようと
小林商工会議所が設置しました。
反射技術を活用した青色と白色の複合LED照明灯で、犯罪抑止効果と
夜間の交通事故減少が期待されます。
これまで市中心部の街路灯は地元商店街や地区が維持管理してきました。
近年は店舗が減ったことで電気代や修繕費の負担が増し、
消灯している通りもあります。
中心市街地のさらなる衰退や交通安全、防犯面の課題となっていました。
LED照明灯の高さは3・4~4・5メートルです。
ポールの先端に太陽光パネルを取り付け、発電した電力を長寿命のリチウムイオン電池で蓄電し、
日没後、自動で明かりがつく仕組みで、電気代はかからないです。フル充電すると、
1日14時間、約3日連続点灯でき、災害時や停電時にも役立ちます。
設置場所は国道221号沿いの市立病院前交差点から西町交差点と駅前通り、
赤松通り、新天街通りで、総延長2190メートルです。
既存の街路灯は撤去しました。
総事業費は8640万円で国から約5300万円の補助を受け、残りは市が助成しました。
市役所でこのほど記念会見した同商議所の熊ノ迫文夫会頭は「市民の安心安全を
確保するとともに、中心市街地活性化の一助としたい」と話しました。
(宮崎日日新聞 4月5日 抜粋)