宮崎市大塚町に住む嶋廻さん(85)が母校の高岡中に贈った
教育用タブレット端末の寄贈式が11日、同校でありました。
嶋廻さんは端末を使って生き生きと学ぶ生徒たちの授業の様子を見学しました。
嶋廻さんは旧高岡町出身で元県庁職員。
佐賀県武雄市でタブレット端末を使った授業が行われていることを知り、
ふるさとへ恩返しをしたいと、タブレット端末40台と
周辺機器一式(約1千万円相当)の寄付を申し出ました。
寄贈式に続き、嶋廻さんは3年生の理科の授業を見学。
生徒たちはタブレット端末を使って、太陽や地球の動きに関する小テストの回答を送信。
送信したデータは瞬時にプロジェクターに映し出されて添削も可能で、
嶋廻さんは「
全員の回答をすぐに把握できるなど、寄贈して良かったと思った。
後輩たちには郷土の偉人、高木兼寛に続くような人に育ってほしい」。
3年西田君(14)は「
動画やイラストも豊富で、内容が頭に残りやすい。
これまで以上に楽しく勉強できる」と話していました。