消費者がおいしいと思う日本茶を評価する「日本茶AWARD(アワード)」(NPO法人日本
茶インストラクター協会主催)で、日南市北郷茶園(田村秀悟代表)の出品2点が、
ダブル受賞を含めて茶種別最高のプラチナ賞を三つ獲得した。
昨年獲得した部門大賞は逃したが、静岡や京都など茶どころから出品される中での複数
受賞に田村代表は「宮崎の茶の味や質の高さをPRできた」と喜んでいる。
同品評会は「荒茶」ではなく、消費者が飲む「仕上げ茶」を審査しようと昨年創設。
消費者が好む80度ほどの湯温で入れた茶で審査され、
見た目よりも、香りや味が高く評価される。
8月に静岡で1,2次審査があり、プラチナ賞の対象となる「うまいお茶部門」「香りの
お茶部門」の8茶種と、特別審査2部門に全国から343点が出品した。
同茶園が出品した「みやざきおくみどり」は、うまいお茶部門の「普通煎茶」と、
香りのお茶部門の「煎茶」でプラチナ賞。「高千穂釜炒茶『天花』」が香りの
お茶部門の「釜炒り茶」で同賞に輝いた。いずれも田村代表が厳選した
荒茶を焙煎(ばいせん)にこだわって仕上げ、
うま味と渋味のバランスや香りが評価された。
全国有数の荒茶生産がありながら、まだ知名度が低い宮崎産茶PRも務める田村代表は
「受賞は大きな自信。質の高い宮崎産茶を適正な価格で提供することで
その素晴らしさを伝えたい」と胸を張る。
このほか県内からの2点を含むプラチナ賞計18点と同大賞2点は11月に一般消費者
が審査員となるティーパーティーに出品し、日本茶大賞を選ぶという。
同茶園℡0987(55)2240
コメント 0