2013年6月に日向市美々津町で起きた火災で
新聞販売店兼自宅の延焼が拡大したのは消防職員の過失だとして
新聞販売店を経営する男性(55)とその妻(49)が同市に対し
計約663万円の損害賠償を求める訴訟を宮崎地裁に起こしたことが4日に
分かりました。
訴状によると、火災は昨年6月18日、男性宅の隣家で発生。
消防車両7台が出動し、男性宅の外壁にも延焼していたため
消化していったん引き上げました。
その後、男性宅の煙探知機が作動し、火災が起きていることが判明しました。
通報で再び駆け付けた消防が消化しましたが、屋根や天井裏
外壁などが燃えたほか、防水により家電などが壊れました。
消防による実況見分で、火災があった隣家側の外壁方向に
強い焼け跡が見られることなどから
男性側は「
火災が隣家のものから生じたことは明らか。
最初の火災時に延焼部分への十分な放水や点検を行わず、
再燃を防止する措置を怠った」としています。
日向消防本部は「
適切な消火活動を行ったと認識しており
法廷で適切に対応する」とコメントを出しました。
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