南海トラフ地震による離島での地震津波被害を想定した対応訓練が19日、
延岡市の島浦島などでありました。
日向海上保安署や島浦漁業共同組合など関係機関から約70人が参加。
安全な場所への避難手順や連携を確認しました。
南海トラフ沿いの日向灘で震度6弱の地震が発生し、
気象庁から九州東岸に大津波警報が発表されたとの想定で実施しました。
海保が同島で津波対応訓練を行うのは、東日本大震災からは初めてです。
警報が発表されると、フェリーや同漁協所属の漁船は
島から約2・2キロ離れた沖合いの安全水域へ次々と避難しました。
助けを求める漂流者の男性を発見したダイビング船は、
男性を引き上げると救急車が待機する港へと向かいました。
同漁協の岩田組合長は「
実際に避難してみないと分からないこともある。
漁業者にとって良い経験になったのではないか」と総括。
同署の室屋署長は「
日頃からいろんな場面を想定し、対処法を考えておくことが大切。
訓練が防災意識の向上につながればうれしい」と講評しました。
宮崎日日新聞 1月24日より抜粋
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