日南市の道の駅「酒谷」で、名物「草だんご」に練り込む
ヨモギの加工が最盛期を迎えています。
春摘みの柔らかい新芽を1年分まとめてペースト状にしており、
同駅そばの特産品加工センターには連日、
ヨモギの爽やかな香りがいっぱいに広がっています。
草だんごは、同駅が1997年にオープンして以来、
県内外からの買い物客が目当てに訪れる人気特産品。
同加工センターでは従業員が、その日店頭に並べる草だんご作りや
そば打ちと並行してヨモギを加工。
酒谷地区内の生産者が摘んだ新芽を繰り返し洗ってあく抜きし、
ミキサーでペースト状にすると、1年間で使う分をまとめて冷凍保存しています。
加工は4月いっぱいまで続き、忙しい日は従業員総出で夜まで作業します。
ヨモギの年間使用量は加工前の状態で約1トンに上ります。
元従業員でアルバイトとして加工を手伝っている同市酒谷乙の田中みすさん(65)は
「今は道の駅に一番活気の出る時期。今年のヨモギは傷みが少なくて色がきれい」と、
鮮やかな緑色に仕上がったペーストを前に満足そうな表情を浮かべていました。
宮崎日日新聞 4月27日より抜粋
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