日南市・南郷中(上村幸広校長、222人)の火災避難訓練は、5月26日ありました。
身体に害のない煙を発生させ防火扉を閉めた状態で避難するなど、
実際の火災発生を意識して避難方法や経路を確認しました。
訓練は、校舎そばの給食調理室から出火したとの想定で実施。
非常ベルが鳴り緊急放送が流れると、
生徒たちはハンカチを口と鼻に当てて足早に校庭へ向かいました。
同市消防署南郷出張所の職員が専用の機械で
発生させた煙が充満した教室を歩く体験もありました。
生徒たちは煙を吸い込まないよう身をかがめ、
視界の悪い室内を手探りで歩いていました。
8分弱で全校生徒が校庭に到着、整列し点呼を終えると、
上村校長は「自分の命を守るための訓練。
家庭に帰って家族と防災について考えてもらいたい」と呼び掛けました。
生徒代表で消火器訓練に参加した3年生の梶本琉花さん(14)は、
煙が充満した教室での訓練を「煙で足元も見えないくらい暗くて、
実際に火災が起きたと想像すると怖かった。
日ごろの避難訓練を大切にしたいとあらためて思った」と振り返っていました。
宮崎日日新聞 5月29日より抜粋
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