高鍋町北高鍋の和紙ちぎり絵講師平林靖子さん(77)の個展は28日、
同町のギャラリーアイ(高鍋信金北隣)で始まりました。
ちぎったり切り抜いたりした和紙で繊細に描いた花や風景など40点が並んでいます。
10月4日までで、観覧は無料です。
平林さんは横浜市在住だった60歳のとき、脳梗塞を患いました。
2年ほど療養した後、夫の出身地の同町に移住しました。
リハビリを兼ねて和紙ちぎり絵を初め、現在は町中央公民館で毎月1、3火曜日に
教室を開くほど上達しました。右手は震え、力が入りにくい後遺症があるが、
製作中は全てを忘れて没頭するほどで支障はないといいます。
和紙は1つの作品で数十種類を使い分けることもあるそうです。
展示する作品はサムホールから30号までです。
千代紙で描いた十二単(ひとえ)の女性、アジサイやボタンの花など
立体感を出した平林さんの独自の技法を駆使した絵画もあります。
平林さんは「油彩画や水彩画に見えるとおっしゃる方もいる。
繊細で自然な表現が思い通りにできるのが魅力」と話しています。
(宮崎日日新聞 9月29日 抜粋)
コメント 0