5月16日に新富町新田・一丁田地区で菜種の収穫が行われ
同町の上新田小学校と上新田中学校の生徒
約60人が収穫作業に参加しました。
生徒たちは地区の高齢者らに指導を仰ぎながら
唐箕(とうみ)と呼ばれる昔ながらの道具を使った農作業を体験しました。
元々、交流事業「上新田菜の花プロジェクト」の一環として
同地区美化委員会と、地区高齢者でつくる「もみじクラブ」などは
東九州自動車道の高架下や耕作放棄地計5千平方メートルに菜の花を栽培し
2008年から地域の子供たちを招き
植栽や収穫作業などを共に行う同事業を実施しています。
今回は、小学4年生と中学1年生が参加
昨年末に上新田中の3年生らが植えた菜の花から菜種を採取しました。
生徒たちは乾燥した菜の花から
竹棒やふるいなどを使い菜種を回収した後
唐箕でさや殻などを取り除きました。
菜種は宮崎市の加工業者で製油し
参加した生徒らに配布する予定だそうです。
ちなみに豆知識?
唐箕とは?
昔から農村なので使われている道具で
採取した菜種とさや殻を分ける作業に使われました。
内臓する四枚羽の板がハンドルと連動して回転するようになっており
唐箕の上部に配したじょうごから少しずつ穀物を落下させ
そこに横から風を送ることで、藁屑や実のない籾などの
軽いものを吹き飛ばし実の詰まった重い穀粒だけを手前に落とします。
コメント 0